2019-05-26 00:03:35
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コメント(2)
どうも、天道寺。です。
今回は初の試み、『色塗りのメイキング』です。
動くイラスト、gifをクリップスタジオで作成できたので、投稿してみようと思います。
まずはこのように、
線画を用意します。
私の場合は目と肌色の線の色は変更して、色設定の時に作った色の『影色』で塗り替えておきます。
(必要ならば、更に色を濃くして線画色を調整します)
そして下塗りをします。
実はこの工程がかなり面倒で、私はいつも苦戦しています。
塗り残しが無いようにかなり注意深く塗る部分を描写色で埋めていきましょう。
髪の毛の毛先などが一番塗り残しが多い部分だと個人的には考えています。
(服の部分は白色で分かりにくいかもしれませんが、一応塗ってあります)
ここからメインの塗りの工程です。
まず初めに肌色から塗りましょう。
……勿論、どこから塗ってもいいのですが、私の場合はまずは肌色からです。
1・まず初めに『影1』を塗りますが、最初のこの工程で主な影とグラデーション等などを描き込んでおきます。
ほとんどエアブラシとガウスぼかし機能を使っていますが、消しゴムツールなどを使用し、消すところは消してエッジを付け、メリハリを表現します。
2・影2は影1の選択範囲を作成(最初に塗った影【1】のレイヤーから、選択範囲を作成〈Ctrl+左クリック〉)して新規レイヤーに影色2でエアブラシをかけていきます。
3・影2でほとんどの塗りを終えているので、この工程では照り返しの光を入れていきます。
下塗りの一番明るい肌色で、外側の部分(輪郭、手足)を重点的に描いていきます。
線画のブラシより大きめのブラシで、軽く外側の線画をなぞるといいかもしれません。
4・最後はこのように『頬を染め』させて終了です。
次に目と瞳ですが、このパーツもほとんど肌と同じように塗っていきます。
1・まずは主な瞳孔の形から描いていきます。
2・つぎに主線となるラインを引いて塗る部分の形を作っていきます。
3・そしてエアブラシで上から影色で陰影を描いていきます。
(肌と同じように影【1】のレイヤーから、選択範囲を作成して新規レイヤーに)
4・続いて瞳の上と下に反射光を入れます。
(下の光は「ソフトライト」に設定します)
5・そして白のハイライトで完成させます。
一色だけ青色で入れていますが、ここは別に白でも構わないと思います。
続いて髪の毛です。
私は結構描き込んでしまうので、この工程が一番時間がかかるかもしれません。
とはいっても、一番初めの影1でほとんどの形を決めてしまうので、初めがうまく行けばあとはそんなに難しくありません。
1・まずは大切な影1です。
デフォルトの「Gペンツール」で主な形を考えて行きましょう。
塗りにくいので、『前髪』と『後ろ髪』はレイヤーを分けて別々に作業しています。
2・次は影2です。
影1で作った影をなぞるようにエアブラシでかげを馴染ませます。
「境界線をぼかす」感じで描くといいかもしれません。
3・次は影3です。
これは肌の時と同じように影1の選択範囲を作成して新規レイヤーに描いていきます。
エアブラシでなぞるようにすれば、影1の形を「浮き上がらせる」事ができるので、境界線を影色に調節することが出来るのです。
4・ここまでくると後は仕上げに入っていきます。
メリハリを効かせるためにまずはハイライトを入れます。
色は白で、レイヤーには「オーバーレイ」効果をかけました。
5・ここからは若干の照り返しと馴染ませる工程に入ります。
主に『光』関係ですね。
髪の毛の下側と上側に水色で光を入れます。
光が当たっている所をイメージして描き込むといいかもしれません。
描き込んだら透明度を下げて(今回は40%)レイヤーを「オーバーレイ」に設定しておきましょう。
(レイヤーの透明度に関しては、描く絵によって毎回変わるので、違和感の無いように調節します)
6・ここはそんなに気にしなくてもいいのですが、最近は描いている所です。
簡単に言うと『顔の周りと髪を馴染ませる』という工程です。
毛先付近を肌色で描くことにより、『肌の上に乗る髪の毛』を演出する意図があります。
これは新規レイヤーに『下塗りの肌色』でエアブラシをかけましょう。
勿論、明るすぎて色が浮きすぎると思うので、透明度を下げて(今回は70%)調節します。
7・最後は『行程5』と同じく『光』関係です。
もう少しメリハリを効かせたかったので、紫で髪の毛の外側を軽くエアブラシでなぞります。
本当に最後のオマケみたいな感じなので、それほど重要ではありません。
ここでやっと髪の毛が終わりました。
さて最後は服です。
ここは布・生地の類なので、主にぼかしながら、消しゴムツールでエッジを効かせて影を作っていきます。
1・いつものように影1ですね。
塗り方にコツなどはありません。
『影になりそうな所』を考えて影を作って行きます。
これらも今まで通り、影1でほとんどの影の形を作ります。
ぼかしたり、消したり。
Gペンで描き込んだりですね。
2・ここも今までと同じく、影1の選択範囲を作成して新規レイヤーに描いていく感じです。
影2の色を使用してエアブラシで色を濃くしていきましょう。
今回は白シャツなので、主な影色は『灰色メインで、青か紫』で描いています。
3・ここからは紫色を使用して全体を見て色を塗っていきます。
今回は影2の選択範囲を使用しました。
(上の『工程2』の色を変更しただけで、やっている事は同じです)
選択範囲に紫色をエアブラシをかけていきます。
バランスを見て、落としどころを見つけたら、そこで終わりです。
4・残りは髪の毛の時と同じで『光』の演出です。
ここでは明るい青緑を選択しました。
髪の毛の『行程5』と同じで、エアブラシで軽く描いた後、レイヤーの透明度を下げて(今回は80%)「オーバーレイ」の効果をかけます。
5・そして最後のハイライトです。
白色でGペンツールを使用して服に描き込んでいきます。
これらの工程で塗りの作業は全部終了です。
あとは適当に背景や効果を入れて完成です。
↑こんな感じでどうでしょうか?
今回は今までやった事がなかったメイキングというものをやってみましたがどうでしたか?
私の描き方が皆さんの参考になれば嬉しい限りです。
長くなってしまいましたが、お疲れ様でした。
……このメイキング、大丈夫かな?(笑)
コメントありがとうございます。
天道寺。
です。
私のメイキング記事が参考になってくれたようで、嬉しい限りです。
もう少し細かく工程を公開しても良かったのですが、結構文章が長くなってしまったので、具体的に描写方法などを説明する部分が曖昧になってしまいました。
(簡潔にまとめる文章力がほしいです……)
ですので、最後までブログを読んで下さって、嬉しかったです。
ありがとうございました。